『超える』
むかしから世界には至るところに超えがたい障害として人々の生活を分断してきた壁があった。私達芸術に関わる者は壁を空間の終わりと見るのではなく、壁の向こう側へ想像力を膨らませる事が出来る特権を持つ。
~バッハを超えて~
バッハは晩年に対峙する宗派であるカトリックの典礼形式であるミサ曲『ミサ曲ロ短調』を作曲した。
完成した作品は典礼という機会音楽の域を遥かに超えて、人類の遺産とも言うべき音楽作品として今に伝えられている。
このプログラムでは、バッハの精神を更に敷衍させ、世界の様々な宗教の音や声に耳を傾けてみたい。
人々の命の拠りどころとするそれらの声には私達を惹き付けてやまない香り高い美しさがあります。
各宗教に直接問いかける前に、祈りの声や音に耳を傾けてみましょう。
アンサンブル・ノマド音楽監督 佐藤紀雄
2019年2月23日(土)
18:30開場、19:00開演
東京オペラシティ リサイタルホール
【前売】
【当日】
【チケット取り扱い】
東京オペラシティ・チケットセンター Tel:03-5353-9999
【お問い合わせ】
キーノート Tel:0422-44-1165
エベルト・バスケス:星 (2014) -改訂世界初演
Hebert Vázquez:Icnocuicatle -revised version world premiere
ヤコブTV:シラクーザ・ブルース(2013)
Jacob TV:Syracuse Blues
モーリス・ラヴェル:「2つのヘブライの歌」より”カディッシュ” (1914)
Maurice Ravel:Kaddisch from “2 Mélodies héraïques"
アタナス・ウルグズノフ(編):ビザンティン聖歌(1914)
Atanas Ourkouzounov (arr):Byzantine Hymn
ディエゴ・ヤスカレヴィッチ:キリエ(2018年版)
Diego Jascalevichi:Kyrie
間宮芳生:「合唱のためのエチュード」より(1983-1999)
Michio Mamiya:From ”Etudes for Chorus"
その他
「シュテファン・ヴォルペ:「ミディアンからの男」より“神との対話”」」は楽譜が入手困難なことから、演奏取り止めとなりました。
何卒ご了承下さい。
主催:一般社団法人 アンサンブル・ノマド
協力:株式会社JVCケンウッド・デザイン