オペラ『出島 ~シーボルトの愛』
文政6年(1823年)、オランダ政府から日本の国情を探るよう密命を受けたドイツ人医師のシーボルトが長崎湾の出島に到着した。出島滞在中、彼は日本の地勢や動植物、政治や経済などの情報を精力的に蒐集した。文政11年8月、シーボルトが日本で集めた荷物を積んでオランダへ向かう船が長崎を襲った台風によって座礁し、中から多数の国禁の品が見つかった。世にいう「シーボルト事件」である。事件に連座し、多くの日本人が捕らえられ、シーボルトは国外追放となった。本作はこの史実をもとに、シーボルトと日本人妻のお滝の二人に架空の漁師・勘太を絡め、三者の間に錯綜する「愛」と「友情」と「裏切り」、そして「救い」を描いた全3幕のオペラである。
*本公演は全曲上演を予定しておりましたが、通常の定期演奏会の演奏時間に合わせ、ハイライトによる上演に変更となりました。どうぞご了承ください。
2018年10月25日(木)
18:00開場、18:30開演
東京オペラシティ リサイタルホール
【前売】
【当日】
【チケット取り扱い】
東京オペラシティ・チケットセンター Tel:03-5353-9999
【お問い合わせ】
キーノート Tel:0422-44-1165
<配役>
勘太:藤木 大地(カウンターテナー)
お滝:天羽 明惠(ソプラノ)
フォン・シーボルト:ヤン・ヴィレム・パリエット(バリトン)
デ・スチューレル:ヤン・ヴィレム・シャーフスマ(テノール)
神々:Fontana di Musica(声楽アンサンブル)
主催:一般社団法人 アンサンブル・ノマド